2月22日、「専門医に聞く みんなが知りたいアレルギー」と題して公開講座を開催し、オンラインを含め約160名が受講しました。
毎年2月17日~23日は、アレルギーの啓発活動週間として公益財団法人日本アレルギー協会が定めており、本週間にあわせ、本学医学部のアレルギー専門医がアレルギーに関する講演を行いました。
呼吸器内科の早稲田優子講師は、呼吸器疾患について講演を行い「せきにはいろいろな種類がある。正しく診断すれば必ずせきは止められるので、医師に相談してほしい」と話しました。また、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の坂下雅文講師は、花粉症重症化ゼロ作戦について講演。「花粉症になると完治は難しい。花粉を吸い込まないように子どもの頃からマスクする習慣を身につけることが大切である」としました。特別講演で登壇した小児科の大嶋勇成教授は「食物アレルギー対応の最前線」と題し講演を行い、この中でアナフィラキシーショックへの初期対応として、補助治療薬のエピペンの使用方法を来場者とともにエピペントレーナーを用いて解説。「アレルギー患者でアナフィラキシーの症状が認められれば、躊躇無く使用すべきである」としました。
参加者からは「インナーマスクの効果に驚いた」「子どもに対するアレルギーへの対応は勉強になった」などの感想が聞かれました。